21日定休日に京都へ日帰りで行って来ました。
今回は大徳寺聚光院、聖護院門跡、相国寺承天閣美術館の3か所の特別公開の
障壁画や書院、襖絵そして伊藤若冲展を鑑賞して来ました。
まず最初に山伏の総本山である聖護院門跡へ行き、今まで公開したことがない、狩野派の
障壁画や重要文化財の書院を見ることができました。
また、本堂の前の白砂の庭は時代劇の映画の撮影に使われた事があるそうで、なるほど
どこかで見たような景色でした。
次は大徳寺の聚光院です。こちらは千利休の菩提寺です。
方丈庭園と言われる庭といい、茶室といい静寂なわび、さびの世界に引き込まれる思いが
しました。
また、本堂の襖絵は狩野永徳、松栄の直筆の障壁画で、国宝に指定されており、なかなか
見ることができない作品でした。46枚全てが本物で、息を止めて見るような雰囲気でした。
また、2013年に建て替えられた書院には、現代の画家である、千住博の障壁画が奉納
されていました。
「滝」という題の絵ですが何とも言えないコバルトブルーの下地に水を表した真っ白な滝が
流れているのです。それはそれは圧巻でした。
最後は相国寺の承天閣美術館です。
最近よく話題になっている伊藤若冲の生誕300年記念として、30幅の展示があります。
250年も前にこんなにも細部にわたって観察、表現して、なおかつ何とも言えない、
鮮やかな色使いに息を飲むばかりでした。ほとんどが複製ですが、とても見応えが
ありました。
今回は全て非公開や国宝、重要文化財だったので撮影禁止だったのが残念でしたが、
その代わりに自分の目でじっくりと鑑賞する事ができました。
改めて日本の文化の素晴らしさに感動しました。