先日、芥川賞を受賞した本谷有希子さんの作品「異類婚姻譚」を読みました。
いつもなら、あまり芥川賞に興味を示さない私ですが、この本谷さんという人は、
地元、石川県白山市出身で、しかも私と同じ高校を卒業しているのです。
つまり私の後輩にあたるわけです。
それにしても、えらく難しい表題の小説なのですが、要は昔の神話のような説話なのです。
人間と人間以外の物とが結婚する話です。実際、ありえない事ですが、物語の中の日常生活は
ごく普通に自分の周りで見られる光景でした。しかし、所々に抽象的な描写もあり、ついつい
引き込まれ、短編なのですぐに読み終えてしまいました。
最後の表現には女性作家らしい美しい比喩を感じました。
実は私の出身校からは本谷さんの他に直木賞をもらった唯川恵さんや、脚本家の
水橋文美江さんなど、女性の頑張っている有名人がいるのです。なんとなく、誇りに
思うのは私の独りよがりですかね。
今年はいろんな本を読むことにも挑戦しようと思います。
印象に残る本に出会えたら、また、紹介したいとおもいます。